たこ・ウオノメ
たこは正式には胼胝(べんち)といい、ウオノメは鶏眼(けいがん)といいます。
いずれも機械的な刺激によって部分的に角質の肥厚をきたしたもので、多くは足にみられます。
症状
たこ
- 少し黄色みをおびた楕円形の硬い盛りあがり
角質が一様に肥厚しているため痛みはほとんどないが、足底以外にも、生活習慣や癖などにより、様々な部位に生じる(ペンだこ、子どもの吸いだこ、座りだこなど)。
ウオノメ
- 円錐形で、中心に芯のある直径5~7mm程の硬い盛りあがり
真ん中が芯のように内側に侵入しているため、歩行や圧迫により激しい圧痛を伴う。
原因
たこ
歩行の異常や窮屈な靴によって、足の一定部位に継続して機械的な刺激が加わることにより生じます。他にも、スポーツや職業、座る習慣なども誘因となります。
ウオノメ
足に合わない靴をはいたり、ハイヒールなど、一部分に荷重のかかる状態で長時間歩行することで圧迫や摩擦が起こり、生じます。また、冷え性で血液の循環が悪くなっている場合も、ウオノメができやすくなります。
治療方法
セルフケアの場合
- 市販のウオノメパッドを貼る
まずは、原因となる刺激を避けることが大切です。
足に合わない靴を避け、圧がかからないように心がけましょう。
皮膚科の場合
- 角質を削る
- 角質を柔らかくする薬の外用
あまりにも硬く大きくなってしまっている場合や、既に強い痛みがある場合は、皮膚科の受診をお勧めします。こまめに外用をして、また厚くなるのを予防しましょう。
たこといぼは混同されやすいですが、いぼはウイルスの感染でできるものなので、自己処置などをしていると、周囲に感染して広がることがあります。一度皮膚科の診察を受けることをおすすめします。